住いの話  −その8−
波多江設備の波多江幸男さんの仕事中の現場に行き、話しを伺いました。(インタビュアー/原久雄)

糸島市の波多江駅から2kmほど南へ行ったところにお住まいと仕事場があります。地元の隅々まで知り尽くし、自然と遊ぶことならおまかせ。いつもニコニコ穏和な顔で和ませてくれます。



Q1.
波多江という地名もありますし、昔からのお住まいと伺いましたが、実家はなにをされてたのですか?

実家は昔は紺屋いうて染物屋をしてて、地元では大地主でもあったんです。小さい頃は、藍瓶の跡とかあったり、リンゴ箱に幾つも古銭が入ってたりしたので、それを柿の木に投げて遊んだりしてたので、未だにその辺りの草を掘ってたりしたら、出てくることがあります。通ったのは波多江小学校で、もう100年近くなる古い学校だし、中学校は当時は前原で一つしかなかったので、14クラスもあるマンモス学校でした。
冨岡さんも近くですが、うちの叔父さんが、彼の今の仕事場の場所を紹介したりして、越して来られて以来という付き合いです。

Q2.
なんとなくスポーツマンのような感じですが、学校の頃は何かスポーツとかしてました?

いや、中学高校の頃はスポーツのクラブ活動とかやってたわけじゃないです。ただ、体育系ではあったので、毎日のように川で遊んだり(川の近くに住んでたし)いろんなことをしてました。それがクラブみたいなもの(笑)。クラブとかはしてなくても、スポーツは万能やったです。

Q3.
設備工事屋さん始めてどのくらいですか?

仕事自体はもう、30年近くになるかな。自分で独立して始めたのは20年近くになるかいな。

結婚したのも早かったですよね。

そう、結婚したのは20才の時でね。子供ができて‥(笑)。孫が生まれたのも、早くて44才だったし。上の孫はもう来年は小学校です。


Q4.
今の仕事に進まれたのは何でですか?

学校時代からいろいろとバイトをしててね。中学の頃に、親戚の叔父さんが水道局に勤めていて、そのツテで、近くの設備屋さんで(その当時は、水道と電気の設備工事を一緒にしてた)夏休みとかにバイトをしてね。それから、高校の頃に渇水の年があって、その会社から水道の節水コマの取り替えのバイトをせんか、ということで、友達と二人で夏休みとかに朝から晩まで家を回って節水コマの取り替え工事をしたたりしました。バイトしてる時の昼休みに友達のバイクを借りて、事故って迷惑を掛けたこともあったなぁ(笑)。
学校卒業してから、最初は電気設備工事の仕事をしたりしてたけど、「何か合わんなー」と言う感じで。その後、瓦屋さんで葺き替えとか、左官さんの仕事をしたりもしました。そのうち、前にお世話になった設備屋さんから、「よかったら、うちに来んや?」と声をかけてもらって、水道設備工事の仕事をはじめました。
今考えたら、昔から下地があったのかもしれんなー(笑)。


Q5.
大本さんとの付き合いは長いんですか?

いや、自分で仕事を始めてやから、17〜8年くらいかいな。大本さんが冨岡さん(ガラス)に、誰か設備屋を紹介してくれんか、ということから。

瑞梅寺倶楽部(大本建設の業者親睦会)もすぐに入ったんですか?

いや、それは仕事しだして、次の年くらいかいな。

すぐに宴会の買い出し担当?

そりゃないでしょう(笑)。ま、昔、肉屋でバイトとかしてたから、後から担当の時は、そこから、バーベキューの肉を調達したりもしてたけど。

今日は、食器洗い機設置や、水栓金具の取り付け工事。狭いところは少し腹がつかえるようになってきました(笑)。
Q6.
バーベキューといえば、大本建設の花見はすごいですねぇ。

いやぁ、昔は大変だった(笑)。ダム公園でしてる時は、あそこまで流しや畳を持っていったりして。今は会社敷地の桜もすっかり大きくなって(今年は特に満開前でよかった)、場所も楽になったなぁ。花見と言えば、やはり食い物(バーベキュー)がメインやから、担当者は、参加される人に旨いモノを腹一杯食わせて満足させたい、と結構用意周到にしてます。おかげで、最近は2代目などの若い人達も多くて、みんなに喜んで貰ってるのが一番うれしいね。


Q7.
先ほど、仕事を少し見せて貰ったのですが、設備工事の仕事は昔とはだいぶ様変わりしましたか?

配管等は昔の鋼管などからは、腐食しないものへと、だいぶ替わってきたし、継ぎ手もコア入りのワンタッチで出来るものになったりと昔に比べて楽にはなったですね。ただ、簡単なようでも、やっぱり差し込み方とかキズが入らないようにとか、難しい所もあるね。水周りだから、漏れたりということがあってはいけないし、何カ所もの継ぎ手、2階などの配管や懐の少ないところでの配管し方とか、いろいろと経験は必要ですね。ぜったい漏らないようにと仕事してるが、最後のテストまで気が抜けないねぇ。
4月の第1土曜日に行われる瑞梅寺倶楽部の花見会。驚くほどの豪華で大量のバーベキューの食材(笑)。

設備工事というのは、基礎の後にすぐに入ってから、最後に水栓金具を取り付けたりとか、現場の最初から最後までいなきゃならなので、最後の検査が終わるまで、頭の中からその現場は終わった感じがないねぇ。


Q8.
大本建設さんとは、一緒に仕事してどうですか?

大本さんところは仕事が早く、基礎が終わったらすぐに大工工事に入ったりするので、テキパキとしなきゃならないですが(笑)。ま、仕事の段取りというのは、今ではいちいち大本さんと打ち合わせして、というより、最初に話しを聞いておけば、あとは業者間の連絡で進んでいくわけです。そんな訳で前後を知ってる業者さんばかりなので、電話連絡で調整がスムーズに行くねぇ。我々の仕事で一番いけないのが、その連絡が不十分でロス時間ができることなんです。現場というのは、いくつもの業者が絡んでるわけなので、最初のほうに一日ずれると、最後が決まってるから、後からの業者の人はものすごく迷惑するわけ。そういう点では、瑞梅寺倶楽部の面々で仕事を進めて行くのは、仕事がしやすいね。

あ、それは冨岡さんも同じ事を言われてましたね。


そんなわけで、今回は波多江幸男さんに、インタビューさせて戴きました。
お忙しい中、有り難うございました。波多江さん、又、スッポン捕ってきてください。
今年もそれで、一杯やりましょう。(笑)

2011年・5月